取手大利根ライオンズクラブ


 今年で27年目となる「鮭の稚魚放流」が1月下旬から3月初旬にかけて、取手市内の小学校で行われます。
 12月に鮭の発眼卵を各学校に配布し、飼育、観察のあと3〜4センチ位に成長したところで、利根川や、小貝川に放流します。
 例年、飼育の中で命の尊さや神秘さ、環境問題などの学習に取り組むクラスもあり、放流の時は、4年後に戻ってくる様願いを込めて声をかけたり、いつまでも見つめている子もおります。また、放流後はに河川敷のゴミ拾いをして環境保全に努める学校もあります。

サケは12月中旬から下旬にかけてふ化し、2ヶ月から2ヶ月半位で体長4センチ前後に成長します。この頃が放流時期となります。水槽内の水温が13度以上になるとサケにとっては危険な環境となり、水温の管理が大変重要です。

 毎年市内の小学生の皆さんが育成し放流したサケが利根川や小貝川に産卵のために帰ってきていると思われます。
今年放流したサケもきっと3〜4年後、大きく成長して帰ってくることでしょう。

サケの特集(1)




 2018年12月5日、常陸大宮市の
久慈川漁協へ鮭の発眼卵を分けて
戴きに参りました。
 左写真は、戴いてきた発眼卵を、
小学校の先生が容器を持って受け
取りにきたところです。(藤代庁舎)



 鮭の発眼卵を選別し、白い死んでしまった卵を取り除きます。
よく見ていると時々黒い目がくるんと動き、生命がしっかり育まれていることが、実感できます。




 久慈川の清流です。鮭は上流の
浅瀬で産卵します。




 選別後、良い発眼卵約1万個を
分けて戴きました。